ドクターズインタビュー
患者さんとの心の距離が近い医療者でありたい。
または「健康とかに詳しい近所のおっちゃん」と思って
何でも気軽に相談してください。
医院名にある「プライマリ・ケア」とは、どういう意味でしょうか。
簡単に言うと、「どんな病気も診てくれる身近なお医者さん」ということです。
最近は医療の専門化が進んでいて、それは決して悪いことではないのですが、いざ相談しようと思ったら、専門外だからと断られるケースも多いようです。
だから患者さんも、どの科を受診すればいいかを迷ってしまう。
当院は、「ことわらない医療」を基本方針にし、内科をはじめ、突発的なケガや、皮膚や耳や目の病気、アレルギーなど患者さんがお困りのことをすべて診療できる身近な総合医療の提供を目指しています。
それが、プライマリ・ケアです。
なんでも診られるという点でいえば、先生は救急医療がご専門ですね。
はい。
救急の経験があるので、内科外科を問わず、どのような症状やケガであっても基本的な対応はできます。
その場で必要と思われる処置や治療は当院で行いますし、これは専門の先生に診てもらったほうがいいな、という場合は専門の医療機関をご紹介します。
そもそも当院には、診るか診ないか、といった観点がないんです。
地域の町医者なので、患者さんは困って、医者を頼って来ているわけですから、自分にできる限りのことはする。
患者さんと相談しながら最善の道を探るのが役割だと思っています。
お子さんの診療にも対応していらっしゃるんですか。
発熱や嘔吐などの内科的な症状であれば、本来なら直接小児科を受診していただくほうがよいのですが、やむをえない状況であれば当院でも対応いたします。
お子さんは突発的な事故も多いですが、ケガややけどなどの外科的な対応でしたら、当院でも問題なく対応できます。
先生が診療にあたって、もっとも大切にしていることは何ですか?
患者さんがリラックスして何でも話せる雰囲気をつくることでしょうか。
それは私だけでなく、事務方含めたスタッフも全員が心がけていると思います。
プライマリ・ケアというのは、いわば医療への入口となるものなので、まず「来やすい」ということが大前提。
そして当然、話しやすいということも、とても大切です。
医者だからと緊張したりせず、本音でなんでもざっくばらんに話せること。
それが治療のヒントになることもあります。
私のことは医者と思わないで、「ちょっと健康に詳しいおっちゃん」とか(笑)、それぐらいの気持ちで来ていただけるといいのかなと思います。
最後に、ホームページをご覧の方へのメッセージをお願いいたします。
現在、お困りの症状があって、何科を受診すればいいか迷っている方は、ぜひ当院へお越しください。
必要と思われる検査をして、何もなければ安心していただけますし、何かあれば、初期段階で発見して適切な治療へと進むことができます。
「病気じゃないかもしれないけれど気になる」とか「病気になりたくないからアドバイスがほしい」とか、そういうご相談でもいいのです。
病院というより、もっと身近な診療所、相談所と思ってお気軽に来ていただければと思います。
これからも地域の皆さんが毎日笑顔でいられるお手伝いをしたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。