しうちプライマリケア・クリニック

雨の日の身体の不調

みなさん、こんにちは

今年は例年に比べ早い梅雨入りで、蒸し暑い日が多くなり、昨年同様に暑さ対策が必要な時期になってきました

早い梅雨入りなので、早く梅雨も明けるのかと思いきや、今のところ平年より大幅に早まることはない見込みとのことです(>_<)

 

雨が降る日、もしくは雨の降る数日前から、頭や首・肩などが痛くなる、気持ちが落ち込む、めまいがするなどの、身体や心に不調が現れることはありませんか?

天気に影響して引き起こされる「天気痛」というものがあります

原因は気圧の変動にあり、その変化を感じるセンサーが、耳の奥にある内耳と考えられていて、内耳が急激な気圧の変化を感じると、自律神経のバランスが乱れてしまうのです

自律神経の乱れにより、痛みの神経を刺激して頭痛や古傷の痛みなどが引き起こされたり、倦怠感や気分の落ち込みを感じてしまうということです

 

天気痛の予防法としては、まずは規則正しい生活を心がけましょう!!

とくに重要なのは睡眠と食事。早寝早起きを心がけ、睡眠の質を上げることが大切です

食事は13食しっかりと摂るようにし、中でも朝食は自律神経を整えるために重要です

 

~「天気痛」対策にオススメの栄養素と食材~

 ビタミンB群 (豚肉、枝豆、ウナギなど) 自律神経を整え、痛みをやわらげる

 亜鉛 (牡蠣、ごま、アーモンドなど) 身体と心の働きを正常に保つ

 マグネシウム (油揚げ、豆腐、きなこなど) 身体と心の働きを正常に保つ

 鉄 (レバー、ほうれん草、あさりなど) 貧血による天気痛の発症を迎える

 

生活習慣でも症状が治まらないという方は、薬物療法での対処法もあります

 鎮痛剤 

 抗めまい薬 

漢方薬でも症状の緩和が期待できます

 五苓散 ・・・内耳のむくみを取り、めまいを押さえる

 抑肝散 ・・・自律神経を整える

これらのお薬は、いずれも服用する際は、必ず医師や薬剤師の相談の上、症状・体質に合わせて適切に服用する必要がありますので、また当院でもご相談ください